木馬の名前は「アオ」

「こんにちわ〜」と挨拶をしながら一目散に工房の2階に駆け上がる男の子と女の子。隣に住む従兄弟の孫ちゃんたちの目当ては、妻の工房に置いてある木馬です。

妻の報告によると、彼らの木馬遊びは日毎に上手になっているそうで、小学1年生のお兄ちゃんは、木馬ごと前進する方法を覚え、木馬を揺らしながら工房を行ったり来たり。しかも妹と2人乗りで移動もできるそうです。3歳の妹は、自分ひとりでゆらゆら揺らせるようになったみたいです。木馬は、ブランコと同じように、自分で揺らして遊べるようになると面白くなります。

この木馬は30年ほど前にベニ松材で作ったもので、姪っ子も甥っ子も、私の息子もこれでよく遊びました。彼らが大きくなってからは、飾りものとしてあちこちに連れて行かれたりもしますが、私も時々この木馬で遊びます。大人も乗れるように作ってあるので、私が乗ってガンガン前進させてもびくともしません。ただし床は傷つきます。

元々、ロッキングホース(木馬)は子どもの乗馬の練習用として、馬の揺れに慣れさせるために作られたそうです。
乗馬をしたいなあと思いながら30数年。木馬での練習だけで本物の馬には乗っていません。このまま木馬だけで済ますのも残念な気がします。

さて、この木馬の名前は『アオ』と言います。お孫さんのため、お子さんのためにという依頼で、これまで工房から送り出した木馬の名前もみんな『アオ』です。
妻はその名前の由来を知らなかったようで、なぜ『アオ』という名前にしたのか?と聞かれました。
「犬といえばポチ。猫といえばタマ。馬といえばアオでしょう」と言うと、首をひねっていました。
私としては「馬といえばアオ」としか答えようがありません。

ともあれ、明日は土曜日。あの子たちが『アオ』に乗りに来る日です。

 

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