木は伐られても生きて呼吸をしています。手でさわると暖かさを感じるのはこのためです。 木という素材ではありますが、自分と同じく生きているものとして、木とおつきあいをしています。
おもに楢やホワイトオークを使いますが、ご要望に応じた材種を使った制作をしています。 長い間洋酒を貯蔵していた樽材(ホワイトオーク)を再利用し、樽の曲線を生かした作品も手がけています。
木の様々な動きやねじれ、反り、縮みを考慮して木を組み合わせてつくる継ぎ手の技法は日本の伝統的な木工技術であり、世界でも水準の高い技術だといわれています。 SHIMS FURNITUREでは、用途やデザインに応じて木組みや継ぎ手の方法を選んで制作しています。 また、楔(SHIM)をデザイン的に取り入れて制作している作品も数多くあります。SHIMSという名前は楔(SHIM)に由来しています。
自然の植物油を木部にしみ込ませ、擦り込み、拭きあげて、仕上げるオイルフィニッシュは木が呼吸できる状態を保ち、木の質感を生かします。材にしみ込ませるため、はがれる心配もありません。木が濡れたような自然の色は使い込むほどに深みと味わいを増し、木の暖かさと共に永く暮らす事ができます。 小物や家具の一部に着色仕上げしたものもあります。お客様のご要望により、着色塗装をしています。
大切にお使いいただいても、お使いいただく環境によっては、木が収縮膨張して支障が生じることがあります。 修理、修復、塗り直しなどのメンテナンスをしています。また、SHIMS FURNITURE 以外の家具の修理も承っています。