mai_s textile & art
1979年。
京都近代美術館で『プレインカの染織展』を観た時に染織の仕事をしようと決めた。
自分の人生を懸けてもいいと思える何かを探していた時だった。
うす暗い展示室の中で柔らかな照明があてられた染織品の数々。
今にも朽ち果てそうなレース。一部が失われた織物。
しかし、その布のまわりには強い磁場があり、魂ごとすよいせられていくようであった。
目を凝らし観て歩くうちに布を創る世界に惹かれていった。
気が遠くなるほどの長い年月を経ても、願いを込めて創られたものはとてもとても美しく、
布そのものが強力なエネルギーを発しているようであった。
美術館の中で受けた衝撃と感動が、現在の創作の核となっている
textile artist MayumiI Shimizu
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