「なしか!」に続いては「チャーランねえ」と叱られる。「なにやってんだよ!」「ダメなやつだな〜」呆れ半分で言う時に使われる地方言葉。最近、夫はこの2つの言葉を私に連発している。しかも強い口調で。意地悪でわざとそう言ってるのがわかっていても、最初は思わず涙がポロリだった。だけれども、慣れました。「おまえもチャーランのぉ」とやり返す口調も習得した。
「妻にちょっと意地悪をする清水久勝さんなんて想像できないわ。それはまゆみさんに原因があるのよね。」と誰しも思っている。お得な人だ。
木には優しい。子どもはもちろん猫や犬にさえも優しい。そして若い女性にはさらに優しい。展覧会の折に開催した木工体験を見ていると、夫の優しさがあふれていた。中学生の少年が樽を削っているのを見守る目。若い女性がだんだん上手に削れるようになるのを嬉しそうに見ている姿。だが、妻には「なしか!」のおじさんなのだ。
追記)なしか!のおじさんを「なうしかのおじさん」と読み間違えてくださった方がいらっしゃいました。ありがとうございます。ナウシカのおじさんの話だったら、素敵だったんですけれど。。。。
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