椅子に座って爪をたて 、さやえんどうのすじをむく。さやが私のこころなら豆は別れた男たち・・・・・
知る人ぞ知る、知らない人は当然知らない『チャイニーズスープ』というユーミンの歌。台所仕事をする時に、調子良く口ずさみたくなる。ちょこんと椅子に腰をかけて、チィニーズスープなるものを作ってみたい。というのが憧れの一コマだった。スープの内容はともあれ、まずそのシーンにぴったりの椅子が必要だわ。と台所でスープをかき混ぜながら夢想していたら、夫がつぶやいた。
『次は、何作ろう?』(あ、あまりにもタイムリーすぎる。実は夫は千里眼だったりして・・・)
『そうねえ、持ち運びしやすくて、邪魔にならなくて、ちょこんと腰掛けられるキッチンスツールなんかどう?』(できるだけ平静に、できるだけあっさりと、できるだけ動揺を隠して答えた)
そんなわけで、憧れのユーミンの世界は現実になりました。椅子に座ってサヤエンドウの筋をむくなんてことは、ほとんどないんだけれど。ユーミンの椅子にちょこんと腰を掛けて、毎夕ビールを飲んでいます。(追記:ユーミンと呼んでいるのは私のスツールだけです。正式な名前は、アルコスツール650 ・・・ま、いいか)
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