先だって、長野の山荘に椅子をお送りしたお客様からお葉書を頂いた。
『・・・その節は本当にありがとうございました。その際のあまりに見事な梱包には、ただただ感動してしまいました。椅子の柔らかな手ざわり、座った時の安定感など、どれも心嬉しいものです。窓からの外の景色の見える所に置きました。長く仕事を続けてきた自分自身へのチョッピリ贅沢なプレゼントです。本を読む時、またボーッとする時、私の大切な空間を作ってくれそうです。(ワクワクしています)・・・心よりのお礼の気持ちです。・・・・・』(抜粋)
夫はとてもとても嬉しそうに、葉書を私に手渡して仕事に戻っていった。そして、いつものように、静かに、たんたんと作業を続けている。それでも今日の夫の目は、充実した輝きを放っているように見えた。届けられたお気持ちが心に沁み入っているのだな。信州の風が爽やかに工房を通り抜けていったみたいに、私の心もすっきりと澄んできた。お葉書ありがとうございます。しばし、信州の風景に思いを馳せました。
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