山口県宇部市のGALAXYふくながでの展覧会『木工とフェルト展』に、以前一緒に木工の仕事をしていた友人が、奥様と一緒に足を運んでくれました。
その友人が私の顔を見るなり、
「去年買って帰ったバターディッシュを気に入って使ってます。」と笑顔で伝えてくれてました。友人の感想を『ああ、嬉しいなあ』と思っていると、
奥様が「いやいや、あのバターディッシュには驚きました」とクスッと笑って、その驚き話しをして下さいました。
さて、奥様の驚きとは?そのお話をここに紹介します。
「清水さんの展覧会で、バター容れを買って来たよ。」と言って、主人が手渡してくれたバター容れは木の箱でした。
『え? 木の箱にバターを容れるの?』
というのがまず最初の驚きでした。
次に驚いたのは、その木の箱ごと冷蔵庫で保管するということでした。
『冷蔵庫の中に木の箱ですか!』
と驚きつつ、私はその木の箱に銀紙に包んであるバターを入れて、冷蔵庫にしまいました。
そして翌朝。
主人はバターが包んである銀紙を外してしまい、裸になったバターを木の箱に容れました。『え?銀紙は外すんですか?』これが三つ目の驚きでした。
木のものが大好きな主人が気に入ったものなので、ここは任せるしかないと、様子をみることにしました。
木の箱に収まった裸のバターは酸化する様子もなく、冷蔵庫に入れていてもかちんこちんにならないので、使いやすいということがわかりました。付属の木のバターナイフで、気持ちよくカットできます。
バターナイフも一緒に収まっているので便利だし、ナイフを洗う手間もいりません。
使うたびに、銀紙を開いたり、閉じたりするストレスともさようならです。
バターがなくなると、木の箱をキッチンペーパーで綺麗に拭いて、新しいバターを容れるのは主人の担当です。
なんだか良いことづくめです。
今まで使っていたバターが、以前よりも美味しくなったように感じたのも、大きな驚きでした。
とにかく驚きの連続だった清水さんが作った木のバターディッシュは、パンとバターをゆっくり味わう我が家の朝食に、欠かせない存在になりました。
うちのバターディッシュは、一年間のバターの油分で、ツヤツヤした木の箱になっていますよ。
友人はもとより、奥様にも気に入っていただいて、とても嬉しいです。
ありがとうございます。
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